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人工芝の豆知識

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人工芝の裏面に注目!種類と特徴から分かる失敗しない選び方

人工芝を選ぶ際、見落としがちなのが「裏面」の重要性です。
どうしても芝表面のリアルな見た目や色合いに注目しがちですが、実は裏面の素材が耐久性や快適さに大きく影響します。

 

本記事では、人工芝裏面の種類や素材の違い、それによって与える施工時の影響など知っておくべきポイントを詳しく解説します。せっかく購入したもののすぐに痛んでしまったり失敗したりしないよう、人工芝の裏面に関する情報をぜひご活用ください。

人工芝の裏面の種類

人工芝の裏面は表面の芝とは違って見た目にはほとんど影響しない部分です。
しかし、耐久性には多大な影響を及ぼします。

 

流通している人工芝の大部分の裏面は「ラテックス」と「ポリウレタン」の2種類になります。その2種類の特性を詳しく解説します。

ラテックスとポリウレタン

裏面がラテックス(合成ゴム)の特性

ラテックス

人工芝の裏面で一般的な素材が「ラテックス」です。

 

ラテックスとは、天然ゴムや合成ゴムを原料とした樹脂で、柔らかく弾力があり、まさにゴムのような性質を持っています。
一定の滑り止め効果や耐水性があり、短時間の雨や湿気にも対応可能です。
また、製造コストが比較的安価なためラテックスを使用した人工芝は価格を抑えやすく、コストパフォーマンスを重視する方に選ばれています。

 

一方で、ラテックスにはいくつかの注意点があります。

それは、紫外線や温度変化に弱く、屋外での長期間使用ではひび割れ色褪せなど劣化しやすいという欠点です。
特に、日本のように高温多湿な環境では裏面にカビが発生する可能性や、長期間の水分接触によって加水分解が起こり、裏面がべたついたりボロボロになったりするリスクもあります。

裏面がポリウレタンの特性

ポリウレタン

ポリウレタンは人工芝の裏面素材として非常に優れた特性を持っています。

 

その最大の特徴は、柔軟性と耐久性のバランスに優れていることです。ポリウレタンは、長期間の使用でも形状を維持しやすく、変形や劣化が少ないため、高品質な人工芝を求める場合に最適です。

また、耐候性にも優れており、紫外線や雨水による劣化を抑えることができます。これは、屋外での使用において特に重要な要素です。さらに、ポリウレタンは防水性が高いため、雨が降った後でも水たまりができにくく、乾燥が早いという利点があります。

 

もう一つの特筆すべき特性は、ポリウレタンは他の素材に比べて軽量であることです。
人工芝全体の重量を軽減することができ、施工が容易になります。

 

ポリウレタンの唯一のデメリットとしては、ラテックスに比べて製造コストが高く製品価格が上がる点です。
ただし、耐久性やメンテナンス性の高さを考慮すると、長期的に使用できる分コストパフォーマンスが高いとも言えます。

ラテックスとポリウレタンの比較表

ラテックス ポリウレタン
耐久性
紫外線・天候耐性 △(弱い) ◎(非常に強い)
吸水性 △(吸水する) ◎(ほとんど吸水しない)
カビ対策
屋外長期使用の適正
重量 △(比較的重い) ◎(比較的軽い)
価格 ◎(安価) △(やや高価)

人工芝の裏面が施工時に与える影響

人工芝の施工において、裏面の種類が与える影響は非常に重要です。
施工の工程ごとにみてきましょう。

重量の影響

人工芝の裏面材質は全体の重さに大きく影響を与えます。

 

重量は特に施工時の扱いやすさに密接に関連しています。重い人工芝は設置後の芝の動きを抑える効果がありますが、その分、施工時の持ち運びや位置調整が難しくなることがあります。

重量の影響

例えば、ラテックスは比較的重くて風で飛ばされにくいという利点がありますが、その重さがデメリットとなり、広い面積の施工では作業者の負担が増す可能性があります。
特に夏場や屋外での施工は重さによる作業負担が大きくなりやすいでしょう。

 

一方、ポリウレタン裏面は軽量でありながら柔軟性が高く持ち運びや敷設が容易です。
ロール人工芝1本あたり数キロ軽くなることがあります。

 

しかし、軽量ゆえに特に風の強い地域や高頻度で使用される場所では、ピンや接着剤を使用して人工芝を下地にしっかり固定することが必要となります。

人工芝カットの影響

人工芝を施工するうえで必ず必要な作業が人工芝のカットです。
カットは芝表面からではなく裏側からすることがおすすめです。

ラテックスは柔らかいゴム状の素材のためカッターの刃が沈み込みやすく、カットの断面がヨレたり歪んだりすることがあります。

また、カット時に微量の粉じん(白っぽいゴムの粉)がカッターの刃につくことがあり、カッターの切れ味が悪くなったり作業効率が落ちたりする場合があります。さらに、切り口から徐々にゴムが硬化したりひび割れしたりするリスクもあります。

 

一方ポリウレタンは適度な硬さと弾力があるためカットの断面が綺麗に保たれやすく、直線・曲線ともに美しい仕上がりになります。ラテックスに比べて形状が安定していると言えるでしょう。

また、切り口から水の侵入や加水分解が起きにくくカット部分からの劣化が非常に少ない特長があります。

人工芝カットの影響

人工芝裏面が施工後に与える影響

人工芝の裏面は、施工時だけでなく施工後にもさまざまな影響を及ぼす可能性があります。

縮みや反り返りの影響

人工芝の施工後に起こる「縮み(収縮)」は性能の差が明確に現れます。

 

裏面がラテックスの人工芝は、気温や湿度の変化に対して多少の収縮が見られることがあります。
これは、素材の性質と構造に深く関係しています。対処法として、施工前に人工芝を予め屋外に置いておくことで施工後の収縮を和らげることができます。

その一方で裏面がポリウレタンの人工芝は、環境変化に対する耐性が高く、収縮や反り返りが起こりにくいという特性があります。
この特性により長期間にわたって平滑な状態を維持しやすく、メンテナンスの手間も軽減されます。

芝(パイル)抜けの影響

芝(パイル)抜けの影響

芝抜けは人工芝の性能に大きく影響を及ぼす問題の一つです。

 

裏面の素材によって芝の固定力が異なるため、施工後の耐久性にも違いが現れます。

裏面がラテックスの場合、通常の使用では芝抜けが発生しにくいとされていますが、長期間の使用や激しい動きが頻繁な場所では接着力が低下する可能性があります。

一方、裏面がポリウレタンの人工芝は、優れた接着力を持ち、芝の繊維をよりしっかりと固定する特性があります。このため、芝抜けが起こりにくく、特に高い耐久性が求められる施設などでの使用にも適しています。

 

このように、人工芝の裏面素材は、施工後の見た目や耐久性に直接的な影響を与えます。
選択する際には、使用する場所の特性や求められる耐久性を考慮し、最適な素材を選ぶことが重要です。
適切な裏面素材を選ぶことで、施工後のトラブルを未然に防ぎ、美しい状態を長く保つことができます。

人工芝を長持ちさせるための手入れ方法

人工芝の一般的なお手入れ

人工芝の一般的なお手入れ

人工芝を長持ちさせるためには基本的な手入れが欠かせません。

 

まずは定期的に掃除を行い、人工芝の上に溜まった葉やゴミを取り除くことが重要です。
特に、季節の変わり目には落ち葉が積もりやすいため、ホウキやブロワーを使って掃除をしましょう。

 

また、人工芝の上に重いものを長時間置くと、芝が平らになり、見栄えが悪くなることがあります。
定期的に物の配置を変えることで、芝の形状を保つことができます。

 

次に、水はけを良くするために、排水溝や周囲の排水システムに詰まりがないかを確認しましょう。
目詰まりがあると雨水が溜まり、人工芝の劣化を早める原因となります。

 

また、ペットを飼っている場合は、尿が人工芝に付着すると臭いが発生する可能性があります。
水洗いで落としきれない場合は中性洗剤を薄めた水で洗浄し清潔を保ちましょう。

裏面がラテックスに特化したお手入れ法

裏面がラテックスに特化したお手入れ法

裏面がラテックスの場合はお手入れにも注意が必要です。

 

水洗いがOKなポリウレタンとは違い、長時間の水浸しは劣化を早める原因となります。
また、湿った状態が長く続くとカビの原因にも繋がりますので、通気性を確保する必要があります。

 

特にベランダは水はけが悪くなりやすく、人工芝の下にすのこなどを敷くのもおすすめです。そうすることで芝の下に水がたまらず乾きも早くなります。

 

また、直射日光と高温を避ける工夫が必要です。
長時間の直射日光によりラテックスが硬化して劣化を早めることがありますので、サンシェードやガーデンパラソルで半日陰や日陰を作るのもおすすめです。
なお、ラテックスは弾力がある分、重圧で潰れやすい特性があります。重たい鉢植えや家具をのせると裏面にも負担がかかるため定期的に場所を移動させるのが効果的です。

 

このように、適切な手入れを行うことで人工芝の寿命を延ばし、長期間にわたって美しい景観を楽しむことができます。

商品選びのポイント

人工芝を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。
これまで人工芝の裏面の素材に注目してきましたが、まずは使用する場所と目的を明確にすることから始めましょう。

 

庭やバルコニーなど屋外で使用する場合、耐久性や耐候性が求められます。
耐久性を考慮する際には、裏面の素材だけではなく芝の密度や長さ、芝の質感も重要です。高密度の人工芝は見た目が自然で耐久性も高い傾向があります。
また見た目のリアルさや触り心地が重視されることが多いでしょう。周囲の環境に調和する色を選ぶことで、より自然な仕上がりが期待できます。

庭やバルコニーなど屋外で使用する場合

一方、室内で使用する場合は、柔らかさや触り心地のほか、安全性が重要です。
室内で使用する場合は、防炎機能や静電気抑制機能など人工芝の機能性も考慮することで、長期間にわたって快適に使用できるかどうかが決まります。

室内で使用する場合

そして、人工芝の導入にはコスト面の考慮も欠かせません。
初期投資だけでなく、長期的な維持費も含めたトータルコストを考慮し、最適な製品を選ぶことが大切です。
このように、人工芝の導入にあたっては、用途、施工、メンテナンス、環境条件、コストなど多角的な視点から検討を行うことが求められます。
これらの要素を総合的に判断し、最適な人工芝を選ぶことが長期的な満足につながります。

さいごに

人工芝の裏側に関する知識を深めることは理想的な人工芝を選ぶための大切なステップです。

裏側に使用されている素材や特性を理解することで最適な選択ができるためです。
ぜひ次のステップとして、実際に人工芝を選ぶ際にはサンプルをお手に取って裏面の素材を触って確認し、信頼できる業者や販売店に相談してみてください。

 

最後に、人工芝の選定においてはコストも大切な要素ですが、それ以上に長期的な視点での費用対効果を考慮することが重要です。
初期費用の安さに目を奪われず、メンテナンスの手間や耐久性まで含めた総合的な判断を心がけましょう。

 

正しい知識と選択が、快適で美しい空間を実現するための鍵となります。

 

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