人工芝をベランダに敷くときの注意点とポイント
    
皆さんは、ベランダやバルコニーをよく使用しますか?
 洗濯物を干す、取り込む際にしか使用しない場所になっていませんか?
ここ数年のdiyブームで、人工芝をベランダに施工する人をブログやSNSなどで見かけるようになりました。
 本物の芝生そっくりのリアル人工芝をベランダに敷いて、まるでベランダをお庭のような空間にしているのです。
確かに、ベランダはコンクリートやタイルで無機質なイメージがあります。
 しかし、洗濯物を干すだけだったベランダが人工芝を敷くだけで子供や犬の遊び場になります。
 ガーデンファニチャーを置けば、おしゃれな憩いの場に。
 すのこと人工芝で簡単なウッドデッキにも。
天然の芝生と違い、屋根やルーフなどで日当たりが悪くなっても問題ありません。
 芝刈りや水やりなど手入れの手間もありません。
 手軽に緑を取り入れることができますので、ベランダのイメージチェンジがすぐに叶います。
このように、メリットの多い人工芝ですが、ベランダに人工芝を敷いて失敗をしてしまうケースが少なからずあります。
 そこで今回は、ベランダに人工芝を敷く際に失敗しないための注意点とポイントを解説していきます。
人工芝を選ぶ時のポイント
残念ながら、ベランダ専用の人工芝はないため、ベランダに合った人工芝を選ぶことが重要です。
 では、ベランダに合った人工芝とはどういうものなのでしょうか。
ベランダにはジョイントタイプ(マットタイプ)よりもロールタイプの人工芝

人工芝の種類には、じゅうたんのように巻かれた「ロールタイプ」、またはタイルのように小さな正方形型の人工芝をパネルのように並べて施工していく「ジョイントタイプ」もしくは「マットタイプ」があります。
マットタイプは1枚のサイズが小さいため一部分の施工であれば使い勝手が良いのですが、ベランダの床一面など広い場所に敷くとなるとコストが割高になってしまいます。そのため、ベランダの一面に人工芝を敷く場合はマットタイプよりもロールタイプの人工芝がおすすめです。
ベランダには水はけの良い人工芝
ベランダの床はコンクリートのため、土壌と違って雨が降っても水は染み込みません。
 そのためベランダには雨水が自然に排水されるような設計がされています。
 つまり、その排水の邪魔にならない水はけの良い人工芝を選ぶことが重要です。
ベランダに水はけの悪い人工芝を選んでしまうと
- カビが生える
 - 埃などゴミが溜まりやすくなる
 - 水分が留まりベランダが多湿状態になり、それが原因でゴキブリなどの害虫が湧く
 
このように、水はけが悪いだけでデメリットの多い人工芝になってしまいます。
では、ベランダ向きの水はけのいい人工芝とはどんな人工芝でしょうか。
それは、水はけ対策として裏に「透水穴」がある人工芝です。
透水穴とは、いわゆる水抜き穴で水や湿気を逃がします。
また、透水穴があれば汚れても水洗いができますし、衛生面でも安心です。
当店で人気の人工芝ふわふわターフにはこの透水穴があり、綺麗が続く安心安全な人工芝と好評です。
他にも人工芝の土台が不織布のシートでできているものもあり、水はけ対策をしている人工芝は多く販売されています。
 人工芝を選ぶときは、必ず水はけ対策をしているものを選びましょう。
 ニトリやカインズ、dcmなどホームセンターでも人工芝を販売していますが、価格の安い人工芝は劣化も比較的早いので注意して選びましょう。
ベランダに敷く人工芝は施工性も重要
人工芝をdiyする際には施工性も重要です。
 裏面が不織布の人工芝は薄いのでカットしやすく施工性は良いのですが、耐久性に欠けるために貼り替えの頻度が多くなります。
その一方で裏面が合成ゴムの人工芝は、不織布に比べ長持ちしますが、硬くて重くカットしづらいので施工性が良いとは言えません。
おすすめは、ポリウレタンコーティングの人工芝です。
当店で販売している人工芝ふわふわターフは、土台となる裏面にポリウレタンを使用し、耐久性が高く長持ちします。
 さらに、軽量で柔らかく業者ででなくともDIYでカッターで簡単にカットできる施工性の良い人工芝です。
ベランダに施工する方法
人工芝をベランダに施工する時に準備するもの
・人工芝を固定する資材
 →固定には両面テープや接着剤を使用します。必ず人工芝専用のものを使いましょう。
・メジャー
 →寸法を測る際に使用します。
・チョークやマーカー
 →寸法を測る際のマーキングに使用します。
・カッターもしくはハサミ
 →人工芝のカットに使います。できればカッターがおすすめです。
人工芝をベランダへ施工する前の下準備
まずはベランダにあるごみ箱や植木鉢など、移動が可能なものは全て回収して掃き掃除をしましょう。
 埃やゴミが残っていると、テープや接着剤がうまく貼り付かないことがあります。
人工芝をベランダに施工する手順
【①人工芝を広げる】
ベランダにロールタイプの人工芝をたるみなく広げます。
2枚以上を並べて施工する場合は、芝目が揃うように並べます。
マットタイプをタイルのように並べる場合も芝目は揃えましょう。
 これが自然でリアルに見せるためのコツです。
【②人工芝のマーキング、カット】
ベランダに合ったサイズ、障害物に合わせてマーキングします。
マーキング部をカットする際は、裏面からカットしてください。
 表からカットすると芝を巻き込んだり芝を切ってしまったりと芝を傷める原因になります。
 ハサミでもカットできますが、ハサミに芝が絡んでしまうためカッターがおすすめです。
【③人工芝を固定する】
人工芝を専用の両面テープや接着剤で固定します。
 両面テープを使用する場合、床に両面テープを貼り、隙間や浮きのないように人工芝を乗せていきましょう。
 この時、人工芝同士の継ぎ目に隙間ができたり重なったりすると見た目のリアルさに欠けるため慎重に固定しましょう。
※人工芝専用の両面テープや接着剤は粘着力が強いため、剥がす際に床に跡が残ることがあります。
そのため、賃貸マンションなどの場合は人工芝同士の継ぎ目にジョイントシートを使用し、人工芝とジョイントシートを両面テープや接着剤で固定しマットのように使うのがおすすめです。
その他、床にすのこを敷いてから、すのこと人工芝を固定する方法もおすすめです
長持ちさせるためのお手入れ
人工芝を長持ちさせるためには、お手入れが必要です。
 人工芝のお手入れは天然の芝生ほど手はかからず、普段の掃除と合わせて簡単に行えます。
①ベランダの掃除
埃やゴミを掃除しましょう。
 コンセントが届く範囲でしたら掃除機も使えます。
 飲み物やペットの尿も透水穴があれば水洗いで解決します。
②ベランダに敷いた人工芝の芝を起こす
人工芝はだんだん芝が寝てきます。
 芝が寝たまま放っておくと、ジョイント部分や透水穴に芝が詰まり水はけが悪くなります。
水はけが悪くなるとカビの原因になるので、手やデッキブラシで定期的に芝を起こしましょう。
ベランダだけでなくお庭や屋上、室内に施工する際にも重要な作業です。
まとめ
いかがでしたか?
 人工芝をベランダに施工する際の人工芝の選び方、施工方法の注意点とポイントを解説しました。
簡単におさらいしていきましょう。
- マットタイプの人工芝よりもロールタイプの人工芝がおすすめ。
 - 透水性、排水性など水はけ対策がある人工芝を選ぶ。
 - 裏面が不織布の人工芝は透水性もあり施工性も良いが、耐久性に欠ける。
 - 裏面が合成ゴムの人工芝は不織布よりも長持ちするが重くて施工性に欠けるため、ポリウレタンコーティングがおすすめ。
 - 透水性も施工性も耐久性も良いふわふわターフがおすすめ。
 - 人工芝をベランダに施工する前は、しっかり掃除をしないと粘着テープが貼り付きにくくなる。
 - 裏面からカットすることで、芝の抜けや傷を防ぐ。
 - 人工芝専用の粘着テープや接着剤は強力なため、賃貸やマンションの方はジョイント部分のみ固定してマットのような敷き方で使う。
 - 敷いた後も簡単なお手入れで人工芝が長持ち。
 
以上の点に注意し、人工芝を使って素敵なベランダを作ってください。
              
                
                
                
                
            
            




        
        

      







            
            
      
        
        

        
      
        
        
        
          
            